農業女子会

農業女子会@仙台 東北農政局 【メイクセミナーレポート】

東北農政局にて先週行われた【東北農業女子会@仙台】。青森・秋田・盛岡・宮城・山形・福島の農業に携わる女性が集合。女子会とは言っても中身は真剣な勉強会。きっと同じ農業をする男性からは遊んでいるように見えるかもしれませんが、とんでもない!笑 せっかくなのでその様子をご報告します。

 

なぜ?「農業」でメイクセミナー?

この農業女子会が行われる前、昨年度末に「どんな研修を受けたいか?」ということを農政局にて数名の農業女子で打ち合わせをしました。その時に【メイク】が上がった理由として、ただ「やってみたい」だけでなくきちんと理由があります。

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そもそも「農業女子」は世代年齢も地域も関係なく、生産物も知識も就農年数もライフスタイルもちがう。「農業女子」を対象とした時に、幅広い窓口で勉強会を企画しても人それぞれの内容の重要度が変わります。ましてや第1回目となれば「初めまして」の方ばかり。参加すら悩む方もきっといるでしょう。

 

 

これからの女性農業者に必要なもの

まずこれからの女性農業者に必要な事は、「それぞれに合った情報」と出会える場です。

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メイクや美に関しては、「女子」ならどんな方でも興味のあるテーマ、しかも打ち解けやすい楽しい内容・・・メイク自体の魅力で参加者の敷居もさげ、コミニュケーションのツールとしてその場を利用し同じ立場の方とたくさん繋がって頂きその後で情報交換をする流れを作りました。また雰囲気がよくなれば、それぞれのかかえている仕事の課題・地域の課題が上がりやすくなり農政局側でも意見をすくい上げやすくなるということです。

 

大手企業からのサポート


もちろん美は女性のモチベーションの要ですし、マルシェ等に参加したり営業が得意なのは女性ですので「対面販売」のための印象の良いメイクを教えて頂き今後の活動にも活かせるテーマです。さらに大手企業からサポート・講師を迎える事で質の良い情報やプロとしての雰囲気までも学べる場となっており、今までの「農業している女性」のイメージも自分たちで変えていく狙いもあります。 今回の講師は、各メディアや撮影現場で活躍のメイクアップアーティスト『石井 勲』さん。「農業”美”女子」になれる指導をしていただきました!

 

今後の展開

「東北農業女子会」はその名の通り対象地域は東北六県です。交通の便のことや時間的に一日がかりになるため、繁忙期やお子様が小さい方は中々難しく、参加できる方はどうしても限られてしまいます。本当は「近くなら参加できるのに・・・」という方が沢山います。農業はより地域のつながりが重要であり、現場の状況を改善し農業全体の質を上げるためには、今後はさらに現場に近い県や市など地域ごとに「質の良い情報が得られる場」を作っていく必要があります。東北農業女子会は、いずれ「それを作り維持できることのできる人材を育成できる場」となれればよいなと個人的には考えます。

 

参画企業 『KOSE』


コーセーは、「農業女子プロジェクト」に参画している企業の1社。年間を通じて農業に従事する私たちを応援してくださってます。また農水省と食糧自給率を上げる「フード・アクション・ニッポン」推進パートナーとしても取り組んでいただいています。

 

 

農業女子会の参加について

「農業女子プロジェクト」に参加している方については各地域毎にも事務局からお知らせがあります。農女Lab.では、「参加していない方・兼業農家・農業には興味あり」な一般の方向けにも情報をお届けします!

 

グループはこちら→https://www.facebook.com/groups/noujyo.lab/
noujyolabo

 

 

 

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景井 愛実
【NoujyoLab.農業女子研究所】代表 農業女子のワークライフインテグレーションを叶えるプラットフォーム運営。農ブランド「 Berry's garden」代表。桃生産。農家に嫁ぎ14年。東日本大震災をきっかけに農業に本格的に向き合う。2017に独立。果物の加工品ブランドを立ち上げ。地域飲食事業ブランドと農産物活用サポートを行う。