
【開催レポ】農業女子と、畑と地域の可能性について考える【2/12農業女子×企業フォーラム】@東京
2月12日渋谷キューズにて、第2回目となる【農業女子と、畑と地域の可能性について考える「農業女子×企業フォーラム」】を開催いたしました。
今回のフォーラムでも、農業女子たちの取り組みを地域課題の事例ととらえ、地域の社会課題や農業の課題について議論の場とするとともに、繋がりや新たなプロジェクト創出を目指します。
今回は、全国から9名の農業女子がテーマを持ちプレゼンを行い、地域や農業の課題を提案しました。
定員の50名の参加となり、ワールドカフェでも熱い意見交換を行うことができました。
また、企業の地域連携の事例として、【東日本旅客鉄道株式会社】様【株式会社ジャルパック】様のご講演をいただきました。
▲農林水産省大臣官房審議官 勝野様よりご挨拶を頂戴いたしました。
▲「NoujyoLab農業女子研究所」について、代表景井より団体や取り組み内容をご説明させて頂きました。
■農業女子のそれぞれのテーマ
今回も、それぞれの農業女子メンバーが地域や畑で感じ取り組んでいるテーマや活動についてプレゼンを行いました。
日々、畑で農産物と向き合いながらも地域に根差して活動していると、地域の魅力も課題も自分事化が大きくなりそれぞれの立場でより地域を盛り上げたいという想いで活動を広げています。
普段は草の根のように点で活動している「農業女子」たちですが、そこには日本の魅力や農業や地域の課題解決のヒントが溢れています。
そんな想いとテーマを掲げて地域から集まり、たくさんの方々と共有し解決のヒントやアクションを行えるスタートの場として参加を意気込んでいます。
▲横田祥(茨城県):「地域直売所で農家とこどもをつなぐ食育カフェをつくる」
▲實川真由美(千葉県):「食育と農育!農業を軸にした持続的な地域活性化とは?」
▲三須美智子(千葉県):「都市農業こそ元気に!都市の農業女子コミニュティつくり」
▲下島幸恵(長野県):「野菜を乾燥させることで生まれる、みんなが笑顔になる世界」
▲岡本尚子(愛知県):「人生とともにつくる、一人農業!~畑と加工品~」
▲BOND亜貴(福島県):「持続可能な農業とオーガニックな生き方」
▲景井愛実(福島県):「農業の活性化と日本の幸福度を上げる畑の在り方とは?」
ゲスト「農業女子」から学ぶ事例
また今回は、「ゲスト農業女子」として2名の農業女子にも事例発表をしていただきました。
「農業女子」の数だけ、農業の在り方や地域の課題・魅力は異なります。それぞれの【違い】を認めつつ、共通する部分もあり、広域での議論もこれからの社会課題・地域課題解決には重要な情報となっています。
▲足立久美子さん(茨城県):〜江戸崎かぼちゃを守り続けていくために〜 加工品を通じたファンづくり
▲下平 明美さん(長野県):トマト農家と熱波師!二刀流の働き方
■特別企業講演「都市と農村をつなぐ」
地域や農業への課題解決を目指しているのは農業者だけではありません。最近では大手企業様や事業者様も関心が高くなっており、参入も見受けられます。そんな地域外の方も、現場の声をもっと大事にしたい、本質的な解決にしてきたいという想いを持つ方々も多く、農業における人材不足を考えると「外部」の方々もともに役割を考えながら解決をめざせれば心強いと考えます。
今回は既に地域との取り組みを進めている企業様2社にご講演をいただきました。
▲【東日本旅客鉄道株式会社】 マーケティング本部 くらしづくり・地方創生部門 観光流動創造ユニット 副長 長谷川 都 様
▲【株式会社ジャルパック】 新事業企画部 新事業企画推進グループ 統括マネージャー 北爪 一仁 様
■ワールドカフェで情報・アイディア・意見交換
参加者は、興味があるテーマのテーブルへ参加し、4~6人のグループをつくります。ワールドカフェの手法を用いて模造紙に書き込み、議論を深めていきました。
■発表
たくさんの意見やアイディアが書き込まれた模造紙を掲げ、農業女子が自分のテーマに対する解決や発展のアイディアについてまとめて発表を行いました。早速、地域や畑に帰ってから動き出せるものも多く、また一応援者も増えることで農業女子もさらなるやる気に燃えている様子が多く見受けられました。
■まとめ
最後に、代表景井より全体のまとめのお話をさせて頂きました。
テーマを振り返ると、一人ひとり違ったさまざまな地域課題や農業の課題解決に畑で向き合っている「農業女子」たちですが、想いをもっていつの間にか主体的に取り組み動いている姿は、まさに「地域プロデューサー」の役割も持っています。
地域を巻き込み、人のつながりをつくり、コミニュティを立ち上げ、プロジェクトを進める・・・意識せずとも実際に動いていくとその形が見えていきます。
畑や地域と向き合っているからこそ、この場で議論を提案することができます。そして想いを強く届けることができるからこそ関係人口を増やしていくことができると考えます。
これからも、「農業女子」という役割を十分に活用し、さまざまな人を巻き込みながら畑や地域を大事に活動や事業を進めていければと思います。
このフォーラムの後、団体として企業コラボレーションや、それぞれの農業女子の農産物での商品開発など、すでにPROJECTが動き出しています。追ってレポートもしていきたいと思いますのでお楽しみに!
また今後も定期的に開催して参りますので、ぜひ機会があればご参加ください。
地方開催や開催依頼も進めていければと考えていますので、ご興味がある企業様・自治体の皆様などぜひお問合せください。
■参加者の声
終了後には、参加者のみなさまよりアンケートを回答いただきましたので一部ご紹介させて頂きます。(回答は企業や事業者様です。)今後の参考にさせて頂きます。
・多様な人が集まる地域の灯りを果たしてくれそうな感じがした。
・農業女子はコミュニケーションがうまい!というところに可能性を感じた。
・農業以外の方も関わっていく方が増えればより良くなるので、参加者にはSNS配信や非農業の方をお連れするなどして毎回盛り上げていきたい。
・農業分野は高齢&男性のイメージが強いので、農業女子さんにも農業分野にイノベーションを起こしてもらいたい。
・野菜の端材を粉末化した物を建材できないかと思いました。また、都市農業の垂直発展についても意見交換したいです。
・畑部を具体化するお手伝いがしたい
・特に地域の女性の働き方や価値観についてアップデートしていけるエネルギーを感じました。
・連携が進めばチームが充実し大きな動きになるかと思います。
・フードロス関連で果実系などの活用の連携ができそう。
・子どもへの食育の連携を促進したい ・地方農業を盛り上げる、関係人口を増やす連携をとりたい!
・家庭や育児と農業の両立について、母親としてのリアルな部分も聞いてみたいです
・若い女子(中には大学生も!)が参加して、積極的に発言していて、日本の課題解決に威力的な女子の姿を見たので可能性を大いに感じました。
・農業女子のみならず、さまざまな分野の方とコラボすることで、新たなことにチャレンジできることに期待しています!
■終了後の交流
フォーラムは時間が限られているので、それぞれの議論を深めPROJECTを進めるに参加者同士のマッチングも重要な機会。実際、畑に足を運ぶ約束についてや、後日のオンラインミーティングなど具体的な次のアクションに繋がります。
■農業女子商品のご紹介
当日は、農業女子がつくる農産物や加工品などの展示も行い参加者にも見て頂きました。
終了後には参加者プレゼントもさせて頂きました。
■御礼
この度は、お忙しいところたくさんのご参加をいただきありがとうございました。 また、この会をより良いものにするためにご尽力いただきました皆様にも大変感謝いたします。 農業女子である私たちは、普段は地域や畑で農産物を通して農業や食に対してそれぞれの想いや背景をもちながら取り組んでいます。このフォーラムのように1年に1回~数回でも、外側にいる方々と議論をすることで伝えられることや取り組み方などを学び発展していけることも大事な一つの活動です。 今後もこのように農業や地域に還元できる場つくりやきっかけをつくり積極的に取り組んでいきますので、ぜひたくさんの方々にご一緒いただければ幸いです。
▲会場となった渋谷キューズの会員でもあり、農業女子コミニュティリーダー塾(農林水産省事業)の講師も務められていた金子和夫先生には、今回も会のアドバイザー・コーディネーターとしてご協力を頂きました。
■私たちと一緒に、様々な活動をしたいという農業女子メンバーを全国から募集します!
普段はオンラインを活用してコミニュケーションをとっていますが、リアルの活動も行っています。募集詳細は追ってご案内予定です。
■サポーターも募集!
今後具体的なプロジェクトや活動を一緒に行っていきたい!という企業や行政の皆様を募集致します!
フォーラムやマルシェなど今後も様々な活動を全国の農業女子とともに進めていく予定です。それにあたり、農業女子と同じように想いをもち、農業や地域の発展に協力したいという方々との連携を進めていますので、「協力したい」、「連携したい」という企業様、個人事業等の方はぜひ募集詳細をお待ちください!
▲今回の司会を務めてくださった鈴木さんは、農業者ではありませんが畑に関わる活動も福島県で行っています。そのような想いを持っている皆様と連携していくことが、農業に関わる人を増やしていくうえでも必要なことであると考えます。
■フォーラムについて
■開催概要
<開催日時>2025年2月12日(水)13:30~16:30/13:00受付
<開催場所>SHIBUYA QWS CROSSPARK(クロスパーク)
<参加対象> 農業女子、渋谷キューズ会員、農業女子支援企業・団体ほか
※一般の方は今回はご参加頂けません。
<参加費>無料
<タイムスケジュール>
13:30 開会
13:40 「Noujyolab農業女子研究会」について/代表あいさつ
13:40 農業女子の活動報告 7名予定
14:10 企業の取り組み報告 2社予定
14:30 休憩
14:40 ワークショップ(テーマ別のグループに分かれてワークショップ成果の発表と共有、まとめ)
16:00 閉会、名刺交換
<主催者、全体コーディネーター>SHIBUYA QWS コモンズ会員 金子 和夫
<共催> Noujyolab 全国農業女子研究所
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Noujyo Lab.農業女子研究所
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